整理収納アドバイザー

 先日、ハウスキーピング協会(http://www.housekeeping.or.jp/)から、「整理収納アドバイザー2級」の認定カードが届いた。先月、建築士会の仲間3人で講座を受講したからだ。

 受講するきっかけとなったのは、そのメンバーのひとりとお茶していたとき、リフォーム会社に勤めるもう一人のメンバーが「現場を調査に行った際、リフォームしなくても、整理整頓するだけで、居住性の良くなりそうな家が結構あるんだよね」と話していたよ。と言い出したことだ。「私も経験あるな、そういうの。でも言ってあげたくても言えないよね。」「キチンと理論的に言えないとね。」・・・・「そういう資格があるんだって。」・・・・ と、いうことで、とりあえず、受講してみようということになったのだ。

 主婦歴20数年、1級建築士歴20年前後の3人組みは受講生の中では見た目明らかに若くはなかった。私たちよりは10歳以上若いだろう人たちが多かった。(どうでもいいことだが)

 講義は協会のHPにもあるように、整理することのメリット、不要なものを捨てること、不要かどうかを判断すること、不要なものを持ち込まないこと、使いやすいように収納することがメインの内容だった。TVや雑誌でもよく取り上げられいることでもあり、普段思っていることであり、お施主さんとの打ち合わせ際、或いは講師として授業をする際に自分の言葉で話していることではあるが、整理の概念がイメージ図や表などで示されていて、私の頭の中もすっきりと整理されたような気分になった。

 「整理」というものには依然から興味を持っていて、昨年は「佐藤可士和の超整理術」という本も買って読んだ。数年前に収納名人の近藤典子さんの講演を聞いた時もそうだったが、本を読んだり、番組をみたり、講演を聞いたりした後は、まず、気分がすっきりする。「まず、あの押入れから片付けよう!」なんて整理する気満々になる。そう思うことで、気分が前向きで明るい気持ちになる。その効用が一番なのかもしれない。実際はまとまった時間がとれず、どこもなんにも手をつけなかったりするのだが・・・・。 それでも時々学んだことを思い出し、「とりあえず、とりあえず、はヤメよう。これはここにないといけないもの?」と自分に言い聞かせながら(時々は夫にも言い聞かせながら)、片付けている。

 しかし、頭の中ではわかっていても「とりあえずをやめる」ことは難しい。今も、とりあえずで積み重なったファイルや封書や本が広い机を狭めているし、ファイルの中はというともう99%必要ない書類や図面が大半をしめている。今必要な本だけ並べるはずの机の上のブックスタンドには とりあえず今は読まない本が並んでいる。定位置を決めて収納したはずのものが見つからないこともしばしば。

 娘はそんな私に似ず、「もう、これいらない。」と家具も洋服もすぐ、捨てたり、リサイクルに出したりしている。紙袋を溜めこんだりしない。これは世代の違いか。そういえば、娘が中学生くらいのころ、返却された答案用紙をカバンからごみ箱に移しているのを見て、「そんなことだから、成績が上がらないのよ!テストは見直しなさい!」としかりつけたことがあるような気がする。点数の悪いテストにまた向かうより、解いていない問題集をとく方が効果あるか・・・「ごめん。私が間違っていた。不要かどうかは自分で決めるもの。娘よ、あなたが正しかった。母を許して。」

 収納スペースの作り方や使い方はある程度自信があるが、捨てることには自信がない。捨て上手になり、整理整頓された状態が継続される生活ができるようになったら・・・、整理収納アドバイザー1級の資格試験に挑戦してみようかな。また、そうなったら佐藤可士和さんのような仕事ができるかな??「物の本質を見極める」修行の日々を続けます。

 

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高知視察+懇話会

9日、JUDI(都市環境デザイン会議)四国の高知視察・懇話会「お城の見える中心市街地を考える」にオブザーバーとして参加した。

高知駅がかっこいい建物に建て替えられているのにびっくり、(駅の入場券が160円もするのにもびっくり)もっとも、前の高知駅は見たことがないのだが。Dvc00015 Dvc00010 駅前広場と周辺はこれから、整備されるそうだ。

高知を訪れる時は決まって車なので、路面電車に乗ったのも今回が初めてだった。(商店街を歩いたのも初めて)

会議は、JUDI四国のメンバーと行政の方、地元商店街の方とで、「城下町としての中心市街地のあり方」を景観と経済の視点から話し合われた。

景観は主に再開発用地の高さや広告の制限について、模型やCGを見ながら話し合い、「景観は市民の意識がつくる」という高知工科大の重山先生の言葉が心に残った。

Dvc00025 

経済については愛媛の前田先生が「(株)まちづくり松山」の事例や活動の紹介をし、高知の商店街の関係者の方が熱心に質問されていた。

 どの町も中心市街地再生に真剣に取り組んでいるんだなあと改めて感じた一日であった。

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左官業組合の技能研修を見学

 現場でお世話になっている、左官業者の社長さんから、「左官業組合が技能研修をしているので、よかったら、のぞきに来ませんか」と声をかけていただき、建築士会の数名と見学をさせていただいた。職人さんたちといっしょに漆喰メーカーの説明を聞き、ねり漆喰をためし塗りしている様子を見学した。Img_3376 下塗りの状態により塗った漆喰の乾くスピートが違う、塗る面積や仕上げの仕方、それぞれの技術を考慮しながら、水引調整を行うということだが、それらは、経験と勘が頼りということだった。

左官さんの仕事はいつ見てもカッコイイ!塗り体験をさせてもらおうとひそかに思っていたが、言い出せなかった。

そんななか、同行した友人が泥団子づくりを実際にさせてもらっていた。泥団子をそのまま、あるいは漆喰をぬって、空きビンでただただ磨くだけで、美しい光沢のある珠になる。土の不思議。Dango お土産にImg_3398完成した 玉(珠?団子?)をいただいた。

塗り壁や伝統工法が見直されている昨今、技能を高める努力を惜しまない職人さんたちの今後の活躍を期待したい。

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瓦の凍害

 瓦に凍害が起きるのは寒冷地だけだと思っていたら、西条市の平野部、日当たり良好な場所で、瓦が悲惨な状況になってた。その屋根は23年前にスレート瓦から菊間瓦に吹き替えたもの。塗装の手間のかかるスレート瓦に手を焼いて、「菊間瓦を葺いておけば一代は大丈夫だろう」と思ったに違いない。工事を依頼したその家の当時の主も、請け負った大工さんも他界し、今となっては想像でしかないが。Img_3307 Img_3308

 菊間瓦の組合に問い合わせて、瓦の裏に焼きこまれている屋号をいうと、製造所の連絡先を教えてくれた。その製造所の方に現場を見てもらい、話を聞いたが、「焼き物なのでこういうこともある。」の一点張り、「では、このような状況になって、20数年で屋根を葺き替える家は多いのか?」と聞くと。「そんなことはない。」とおっしゃる。「この家はお金をケチって、安くて、品質の悪いものを葺いたのか?」と聞いても、「そんなことはない。」とおっしゃる。自社の製品なので、本当のところは言いにくいのだろう。「品質管理や保証についてどのように考えているのか」というようなことも、聞いてみたが「ウチは信用で取引していて、設計事務所とは、今までかかわったことがないので、そんなことは言われたこともない。」という返事だったので、その製造所の方とは話をそこまでとすることにした。20年以上たった製品に文句をいう訳にもいかない。

 その後、別の瓦業者の方に現場を見てもらい、詳しく話を聞くことができた。

まず、瓦の痛みの原因が凍害であること。それは、製造時の焼き温度が低かったことが原因で、瓦の吸水率が高いということ。20年ほど前は菊間瓦のほとんどの製造所が「タルマ」と呼ばれる窯で焼いており、温度管理が今のようにはできていなかったこと。同じ窯の中でも、棚に位置により、温度が低いことがあり、吸水率が均一でないことがあったこと。菊間瓦は一般的に寒冷地には向かない(今は寒冷地用瓦もある)こと。現在は一部を除き、ほとんどの製造所がガス窯を使用しており、品質は以前よりすぐれているとのこと。しかしながら、焼きあがった際の艶などはダルマで焼いた瓦には敵わないらしい。

 この現場の屋根は葺いている瓦のすべてが吸水率が高いとこが予想され、現在痛んでいない瓦も厳しい寒さの冬にはまた凍害をうけることが予想されること。今年修理をしても、次々と別の瓦が痛んでくるということだ。

 この家の持ち主は高齢で、屋根の全面葺き替えをするほどの経済的余裕もないし、なによりせっかく葺き替えた瓦が20年余りで葺き替えなくてはならないと知り、ショックが大きい、そこで、とりあえず、傷んだ瓦を差し替え、この家の親族が毎年、チェックをし、(幸い、ベランダから、1階の屋根、2階の屋根と梯子なしで上がることができるので)新たに傷んだ瓦は可能であれば、親族が差し替えをするということになった。2度目の瓦業者さんの丁寧な説明と良心的な修理費用の見積もりでこの家の持ち主さんはなんとか納得された。

 屋根の上にあがって瓦の状況を知ることは多くの場合できない。瓦が痛んで、漏水し、小屋組材が腐食していても気がついていないことは多いのではないだろうか?体と同じで、重症になってからでは、修理が大がかりになる。定期的な点検と早めの治療が必要だ。

 

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楠の家2(土壁)

 楠の家は土壁塗り工事の最中だ。通常の2倍の藁を土に混ぜ込み、約半年ねかせた土壁はきつい匂いがする。Img_3210近隣が建て込んでいるような場所だと、クレームがでることもあるそうな。(楠の家は廻りが田圃なのでこの点は心配ない。)この匂い、どこか懐かしい。子供のころ、近所の豚舎か鶏舎で嗅いだような・・・。あれは藁の匂いだったんだ。Img_3223

 土をねかせることで、藁の量を増やすことができ、強いくてヒビ割れしにくい壁になるそうだ。「京都あたりの高級な建物では土を3年ねかすんだと。そんな壁はコンクリートのように硬いいんだそうな。」とは我が家でお世話になった建具屋さん。現場の左官さんにその話をすると、「このあたりではお城で1年ぐらいでしょう。」とのこと。左官さんもめったにない本格的な土壁の工事を楽しんでいるように感じた。Img_3227Img_3214私もこのような機会を与えてくださった建築主さんに感謝している。

 

   

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真夜中に・・・

 年度内に仕上げてくれようとしたのか、日曜返上で左官屋さんが玄関の壁塗りを仕上げてくれ、私も最後の塗装仕事をして、やっと、終わった~!と昨日は充実感に満ち溢れていた。夕方、夫から「今晩は飲みに行きます。」という電話。いつもは、起きて待っていたりしない私だが、なんだか胸騒ぎがして、寝室に行く気がせず、結果的に待っていた。夫が帰ってきたら、「壁塗りたてだから、気をつけてね。」と言うつもりで・・・。

 Img_3240_4そして、玄関の戸をあける音、私は急いで声をかけた・・つもりだったが、既に夫は私の前にいた。手に壁材料をつけて・・・・。靴を脱ぐときに壁に手をかけたらしい。酔ってなければ、そんなことはしないのだろうし、普通に帰宅すれば壁を塗ったとわかるだろうに・・・。

 私は鬼のような顔をしていたに違いない。夫は「これぐらい直るよ。」と竹の定規でつつき始めた。しかし、傷口はどんどん広がるばかり。そのうち「悪かった、悪かった。もう寝るわ。」と寝室に入ってしまった。左官屋さん、日曜日まで仕事して、きっと忙しいんだろうな、も申し訳ないな。補修費用もかかるだろうな・・と考えだすと私は眠れない。壁はまだ柔らかい。なんとかなるかもしれない。居ても立ってもいられない私は、障子紙を張り替えるときに使う金の定規をひっぱりだして、少し広い範囲をこすってみた。何度も何度も。すると、夫が補修した(?)状態よりはずいぶんいい状態になった。Img_3239 コテもないのにすばらしい!私は左官仕事もできるかも。なんて満足して、眠りについた。

 今朝、昨日の補修あとを見てみると、そこだけ見ればそんなに変ではない(?)のだが、周りと明らかにテクスチャーが違っている。光の当たり具合では結構目立つ。しかたないなく、左官屋さんに来てもらって、明日、全面塗り直すことになった。(完成はまだ少し先となった)。 

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三分咲き

 昨日は三分咲きの桜の下、Dvc00011お花見に参加した。出席者は20代、30代、40代、50代の愉快な建築関係者&建築ファン。中高年のもっぱらの話題は年齢のこと、加齢現象のこと、若かったころのこと・・・、集まるたびに同じ話をし、同じように盛り上がる。そして、あちこちで交わされる、建築や仕事の話。ついつい出てしまう仕事の愚痴も「わかるよ。わかるよ。」とやさしくうなづいてくれる。私はそんな癒しの瞬間を求めて、参加するんだろうなと思う。

 今月の6日から始まった我が家のリフォーム第2期工事も明日でほぼ終了。1.5平米弱の増築部分とウッドデッキはほとんどを木で仕上げた。木部の塗装はすべて、自分(夫も少し)でした。組み上げたり、張ったりする前に一度目を塗ったので、素人でも楽にできた。外部のImg_3171 2度塗り部分は張ってから塗ったが、拭き取り仕上げにしたので、塗ることより養生テープを貼ることの方が技術が必要だった。初めての本格的DIYだったが、大満足している。

気を良くして、リフォーム第3期工事(和室)はすべてDIYでしようかと思っている。(できるかしら?)でも、しばらくDIYは休憩して、仕事に専念しなければ・・・。

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楠の家1

 楠の家は上棟から、一か月。小舞いが掻き終わった。建物の内部にいると、籠のなかに入ったようななんとも言えない安心感を感じた。青竹の美しいこと!このまま、残しておきたいと思うくらいだ。改めて日Img_3194 本建築の良さを感じる。Img_3191

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川上と川下

 「地域林業活性化研修会」が今治市玉川であり、参加した。講師は熊本県人吉市の㈱泉林業http://www.jawic.or.jp/database/yuuryo/mkyokyu4-1.phpの泉忠義 代表取締役。住宅メーカーや工務店と連携した全量葉枯らし材の安定供給に取り組んでいらっしゃる、全国的に有名な方だそうだ。

 5年前、建築士会の女性委員会で地域材を使った住宅について活動を行っていたころは、人口乾燥工場を見学に行き、KD材の安定供給に関するシンポジウムに参加したり・・・。品質の確保のためには、人口乾燥は欠かせないと勉強した。

 翌年、その活動報告をすべく、全国女性建築士連絡協議会に出席したが、分科会で、人口乾燥の弊害についての意見がでていた。その後、自然乾燥「葉枯らし」の良さを主張するHPや資料をよく目にするようになった。

 講演で、泉氏は、「葉枯らし」は「重いものを軽くして運ぶ」という山での作業の効率から始めたもの、「安全、快適な職場から良い製品を」と日々、研究してらっしゃること、林業もコスト意識を高めるべきだなどと語られた。「葉枯らし材」は人口乾燥に比べて、含水率にムラがあり、敬遠する企業もあるとのこと、「そうだよな、メリットとデメリットは常に隣り合わせ・・・」と当たり前のことを再認識した。

 研修会には林業関係者や建築関係者に交じって「地産地消の家づくりセミナー」に参加されていた、一般の方も何人か出席されていた。供給する側も消費する側も共通の認識をもてたら、最高なんでしょうが・・。

 林業を「転職」とおっしゃた泉氏はお話も楽しく、とても、素敵な方でした。

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改修工事開始十日目

 リビングの壁の改修工事が始まって十日目、今朝は塗り壁メーカー、フジワラ科学㈱の営業の方に来てもらって、構造用合板から出たアクを取り除いてもらった。耐震補強のために一部、構造用合板を張ったが、構造用合板はアクがでることがよくあるらしい。事前にアク止め液を2度塗りしてくれたのだが、一部にアクが木目模様となって現れた。壁が完全に乾くのを待って、漂白材を塗った。塗り壁材はフジワラ科学㈱が最近発売した「ゼオライトメリット」。試験的な意味もあり今回採用した。塗った漂白剤の匂いがしないので、消臭機能に優れているということは確認できた。それと、構造用合板下地に塗り壁材を直接塗るのは避けるべきだと確信した。(自分の家でよかった・・・)

 Img_3099_2 Img_3102   Img_3104 Img_3110Img_3118

壁下地は、構造用合板に張替えない部分も石膏ボードと胴縁に浮きがあったので、ビスで留めなおしをした。(新築時は石膏ボードを又釘で打っていた)それで、「クロスの上から簡単リフォーム」の予定が新築と変わらない下地処理となった。(予定とおりにいかないのはリフォームの常だが・・。)

 壁材は塗り終わって5日目、やっと乾いた。アクの処理をどうするか乾燥するのを待っていたので、足場はそのまま ・・・。我が家の間取りはリビングを通らないとどこへも行けないので、生活はかなり不自由だ。改修開始の夜「わー!こんな大げさなことになるの?」とびっくりし、「これは、耐え難いな」と不満を漏らしていた主人は今朝は「もう、慣れたよ。」と状況に順応したらしい。明日は足場をとりはずしてくれるそうだが、取替える換気扇や照明器具の取り付け完了までにはまだ4,5日かかるそうで、実は私もストレスを感じ始めた。「住みながらの工事はストレスが溜まる」リフォームする施主の気持ちが改めてよくわかった。入念な工程の監理が必要だ。

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«自邸の改修工事を始めました。